なぜ「プレミア音楽CD」で言い値販売・独占販売して稼げるのか
ゆーすけです。
前回の講義では、せどり・転売ビジネスで稼ぐための戦略として、
・一定の需要が見込める商品を買い占める
ことで、「言い値販売」と「独占販売」を実現するという戦略を紹介した上で、この戦略を個人の力だけで可能にする唯一の商品として
・プレミア化した音楽CD(DVD)
を紹介させていただきました。
※前回の講義はこちらから。
> 個人の力で「独占販売・言い値販売」を可能にする唯一のせどり・転売戦略
今回の講義では、多くの方が疑問に思っているであろう
・なぜ「プレミア音楽CD」で言い値販売できると言えるのか
・なぜ「プレミア音楽CD」で独占販売できると言えるのか
・なぜ「プレミア音楽CD」は一定の需要があると言えるのか
これらについて、更に詳しく掘り下げて解説していきたいと思います。
それでは早速いってみましょう!
「プレミア音楽CD」の定義と特徴
まずそもそもの話として、「プレミア音楽CD」の定義と、その特徴について解説しておきます。
プレミア音楽CDとは、以下全ての条件を満たしている音楽CDのことを指します。
1. 廃盤・初回限定・LIVE会場限定など、これ以上新品が製造・流通されないCD
2. 発売当時よりも高価格で取引されているCD
例えばこんなCDですね。
<星野源/フィルム 初回限定盤>
<ZARD/~WHAT RARE TRACKS!~(LIVE会場限定)>
<矢沢永吉/1982P.M.9LIVE(廃盤)>
CDの価格はシングルで1,000~2,000円程度、アルバムでも2,500~4,000円程度ですので、上記いずれのCDも新品・中古に関わらず、発売当時よりかなり価格が上がっていることが分かると思います。
つまり、世の中に流通している枚数がこれ以上増えることがないCDは、それだけ希少価値が高くなり、実際の価格も希少価値に比例して上がっていく傾向にあるということです。
なぜ、買い占めによる「独占販売」ができるのか
CDに限らず、多くの商品の主な取引場所は「インターネット」であり、プレミア音楽CDのようなレア物商品ともなれば、その取引のほとんどは
・Amazon
・ヤフーオークション
になります。
もちろん、全てのプレミア音楽CDがインターネット上で取引されているわけではありませんが、プレミア音楽CDのように入手困難な商品であれば、大多数の人がまず始めにインターネットで調べる傾向にあります。
なぜなら、BOOK OFFなどの中古販売店舗へ探しに行くよりも、インターネットで調べた方が早く、簡単で、確実だからです。
つまり、プレミア音楽CDの取引場所のほとんどは「インターネット」になるわけです。
ではもし、あなたがAmazon・ヤフーオークションに出品されている、あるプレミア音楽CDを買い占めたとしたらどうなるでしょうか。
出品されていたCDは、全てあなたが買い占めたわけですから、少なくともその時点でインターネット上での流通は無くなることになります。
その後、あなたが買い占めたCDを出品しても、出品者(販売者)はあなたしか存在しないため、そのCDが欲しい人は「あなたから買うしかない」という状況になりますよね。
つまり、プレミア音楽CDに限って言えば、Amazon・ヤフーオークションに出品されている商品を買い占めるだけで、あなたが独占販売できる状況を簡単に作り出すことができるという事です。
「でもいくら流通量が少ないプレミア音楽CDと言っても、個人で買い占めできるの?」
「何百枚、何千枚と出品されているCDを買い占める資金なんてありません。」
そのようにあなたは思われるかもしれませんが、以下をご覧になってみてください。
<BLUE ENCOUNT/SIGNALS(LIVE会場限定)>
・Amazon出品:0件(2017年5月現在)
・ヤフオク出品:2件(2017年5月現在)
<MAN WITH A MISSION/NEVER FXXKIN’ MIND THE RULES(数量限定)>
・Amazon出品:9件(2017年5月現在)
・ヤフオク出品:2件(2017年5月現在)
上記のCDは、どちらも限定販売されていたもので、現在では新たな商品が製造・流通していないプレミア音楽CDです。
「BLUE ENCOUNT/SIGNALS」は2枚だけしか出品されておらず、全て買い占めたとしても3万円ほどで済みます。
「MAN WITH A MISSION/NEVER FXXKIN’ MIND THE RULES」は11枚出品されており、全て買い占めるには15万円ほど必要になりますが、それでも個人で十分用意できる金額です。
このように、プレミア音楽CDは10枚程度、少なければ1~2枚だけでも十分「買い占め」が可能なんですね。
更に、CDはもはや把握が不可能なほど多くリリースされており、今でも毎週のように「初回限定盤」などがリリースされ続け、プレミア音楽CDの種類はどんどん増えていっている状況にあります。
つまり「買い占め → 独占販売」という戦略が個人の力だけで十分可能であり、商品の種類も非常に豊富な、買い占めに最も適した商品が「プレミア音楽CD」だということです。
なぜ、買い占めによる「言い値販売」ができるのか
ここまでで、プレミア音楽CDは「買い占め → 独占販売」を個人の力だけで可能にする商品であることをご理解いただけたかと思います。
前回の講義でも解説させていただきましたが、商品の全てをあなたが所持しており、かつ新たな商品が製造・流通しないのであれば、定価が存在しなくなり、あなたが好きなように価格を決めることができるという状況が生まれます。
そもそもプレミア音楽CDは、販売当時の定価以上の価格が付いているCDの事を言いますので、最初から定価など存在しません。
つまり「買い占め → 独占販売」によって競合がいない状況であれば、今までよりも高い価格相場で出品しても何ら問題なく、例えば
「1枚あたり1万円ほどの価格相場で買い占めたCD」
を
「1枚あたり2万円ほどの価格相場に吊り上げて売る」
としても、そのCDはあなたしか出品していないわけですから、2倍の価格でも売れていく可能性は十分あるんです。
「でも今までの価格相場を吊り上げて、本当に売れるの?」
とあなたは思うかもしれませんが、この手のプレミア音楽CDを欲しがる「ファン・マニア」たちの物欲や金銭感覚を甘く見てはいけません。
例えば以下の商品。
<高橋優/無言の暴力(数量限定)>
落札額:86,000円
入札数:22件
<X JAPAN/We are X サウンドトラック(会場限定)>
落札額:101,000円
入札数:40件
<Sound Horizon/1st Concept Story Chronicle(自主制作)>
落札額:350,000円
入札数:1件
上記の通り、一般人には想像の付かないレベルの価格が付いていることがお分かりいただけるかと思います。
・販売当時は1枚数千円ほどのCDに、数万円・数十万円のお金を出す。
・欲しいものには糸目を付けない。
それがファン・マニアたちであり、私たちが相手にするお客もそんなファン・マニアたちです。
「1枚あたり1万円ほどの価格相場で買い占めたCD」
を
「1枚あたり2万円ほどの価格相場に吊り上げて売る」
という、普通に考えれば到底不可能なことを実現してしまう、それが「プレミア音楽CD」が持つポテンシャルだということです。
なぜ「一定の需要がある」と言えるのか
先ほど解説したとおり、プレミア音楽CDに特化したせどり・転売ビジネスにおける見込み客は、あくまでも
「ファン・マニア」
という層です。
つまり、テレビの音楽番組やラジオなどで、そのアーティストの曲を耳にして、
「他の曲も聴きたい」
という程度の興味しか持たない人は、そもそも見込み客にはなりません。
なぜなら、その程度の興味しか持たない人は、最近流行りのダウンロード販売で曲を購入するか、YouTubeなどで無料配信されているPVを見るだけで満足してしまい、ましてや超高額なプレミア音楽CDを買おうなどとは思わないからです。
対して、私たちが見込み客とするファン・マニアは、
「他の曲も聴きたい」
というありきたりな欲求ではなく、
「CDそのものが欲しい」
という欲求を持ち合わせている傾向が強いんです。
ファン・マニア特有のコレクション欲求であったり、初回限定盤にしか付属しない特典DVDが見たいなど、理由は様々だと思いますが、少なくとも
「他に代替えできない欲求」
であることは間違いありません。
曲を聴きたいだけなら様々な方法がありますが、CDそのものが欲しい場合、そのCDを買うしか方法が無いからです。
そしてそのようなファン・マニア層というのは、どのようなアーティストにも存在し、少しずつ増えてもいくものであり、ましてやそれが一気にゼロになることはまず考えられません。
更にそのようなファン・マニア層が増えれば増えるほど・・・
そのCDは欲しい。
でもそのCDの流通量は少ない。
でも時間が経てば経つほどファン・マニアが増え、流通量は確実に減っていく。
流通量が減れば希少価値が更に高まり、余計に欲しいと思う人が現れる。
プレミア音楽CDというのは、その繰り返しなんです。
だからこそ、今は希少になってしまっているCDは
「需要に対して供給がどんどん少なくなっていく」
ことで、あり得ないほどの価格相場が付くんです。
つまり、販売当時の価格よりも高い相場で取引されているCDというものは、それだけで需要が見込めるということであり、1年や2年足らずで需要ゼロになることは到底考えられないということです。
価格相場はどこまで吊り上げることができるのか
「じゃあ、1枚1万円で仕入れたCDを10万円にしても売れるって事ですか?」
そのようにあなたは思ってしまうかもしれません。
もちろん、1枚1万円で仕入れたCDを10万円で出品しても、売れる可能性はあると思います。
しかし、価格を高くすればするほど、そのCDを買っても良いと思う人の絶対数は少なくなるため、買い手が付くまでには長い時間がかかってしまうというのも否定できない事実です。
また、どれだけお金に糸目を付けないファン・マニアたちであっても、
「そのCDに払っても良いと思える、現実的な限度額」
というのは少なからず存在しますので、それを超える価格を付けた時点で売れる確率は大幅に下がってしまうことになります。
逆に言えば、ファン・マニアたちが
「そのCDに払っても良いと思える、現実的な限度額」
を事前に調べておき、その限度額を超えない範囲で価格相場を吊り上げてやれば、売れる確率を大幅に下げる事も無いわけです。
ではどうやって
「そのCDに払っても良いと思える、現実的な限度額」
を事前に調べるのか。
それはあるたった1つのサイトで商品検索するだけで分かるのですが、その詳細はまた次回の講義でお話したいと思います。
どうぞお楽しみに。
次章:プレミア音楽CDは幾らまで価格相場を吊り上げることができるのか
CD1枚で数千円の利益を上げる「せどり・転売ビジネス」講座
- 第1章:個人の力で「独占販売・言い値販売」を可能にする唯一のせどり・転売戦略
- 第2章:なぜ「プレミア音楽CD」で言い値販売・独占販売して稼げるのか
- 第3章:プレミア音楽CDは幾らまで価格相場を吊り上げることができるのか
- 第4章:プレミア音楽CDの仕入れ判断と収益シミュレーション
- 第5章:競合する危険は無いのか? 私がせどり・転売ノウハウを無料公開する理由
- 第6章:Amazon出品制限を味方に付ける、唯一のCD・DVDせどり・転売
- 補足1:「せどりインサイダー」で稼げない・売れない原因について (重要)
- 補足2:「せどりインサイダー」は本当に少額資金でも稼げるのか? (New!)
- 補足3:せどり・転売は「利益率」より「利回り」を見ろ! その理由とは?
- 補足4:ヤフオク1円出品のメリット・デメリット
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